2024年9月21日~22日に東京ビッグサイトで開催された「Maker Faire Tokyo 2024」に出展した際のメモです。レポート的なものではありません。
昨年に続いて2度目のMFT。昨年はやっと叶った初出展!ということもあってアレモコレモと山盛りで持って行った荷物が肩に食い込みまくっていたわけですが、今回は冷静にコロコロと運べる程度にパッキング。宅配の荷物は帰りに受付の長蛇の列があることを去年学んだ成果でもあるかなと思います。
展示物・配布物
展示物は「マジカルウッド」と「key-bowed」の2点。
スカスカな展示になるんじゃないかと心配して、「key-bowed」の簡単なA4の説明文とか、アクリルを切っただけのお土産とか用意してスペースを埋めるようにしてみたものの、並べてみるとスッキリとして割とわかりやすい展示ができたんじゃないかと思っております。
スッキリ展示の影響なのか動画がバズったせいなのか、いつもはほとんど減らない名刺が(正確に数えてないのでわからないんですけど)100枚近くはけて、2日目のお昼過ぎには最後の1枚をテーブルに貼り付けておくような状態でした。
また、A4の説明文も初めてでどれぐらい持っていってもらえるのかわからなくて40枚ほどにしたんですが、こちらも2日目には名刺同様足りなくなり。
なんとなく、テーブルの真ん中あたりにある配布物は割とスッともっていってもらいやすい印象。展示のレイアウトは結構重要な気がします。
スペースを埋めるためだけに作った「アクリル板を切っただけのものを過剰包装したもの」と「基板キーホルダー」は、これは何?と興味を持ってくれた方に振舞っていたらいつの間にかなくなっている感じでした。
key-bowedへの反応や改善点
- 「SNSを見てきました」「Youtubeで見てこのイベント知りました」「これバズってたやつですよね?」てな感じで動画を見ていただいた方から本当に多くの声をかけていただいてモーレツに高まりました。再生数は上がっていってもその先にいる人のイメージができてなかったので、あぁ、本当に見てくてるんだなと
- めちゃくちゃ弾ける人が「これは楽器だ!」といってくれたのには感激した
- 「これ本当に気に入りました!」と、しばらくしてからわざわざもう一度弾きに戻って来てくれた方がいて泣きそうになった
- めちゃ弾ける人の早いフレーズに音程の切り替えがついていかない感じがしたので制御方法の見直しが必要
- バイオリンでは難しくて弾けない曲が弾けた!とかいって喜んでもらえた(バイオリンより簡単に演奏ができて楽しいということのようだった)
- スタッカート気味に弾いたりピチカートっぽくはじいたりするデモは好評(動画で一つだけ突出して再生回数が多いものもソレをやってるやつ)
- デモ曲のバリエーションが少なくて「カエルの歌」と「トロイメライ」を楽器の逆側から弾くのがうまくなってしまった…
- スピーカーの音量を最大にしても聞こえづらかったのでゲインをもう少し上げておいた方がよさそう
- 会場の色々な音がアクリル板に伝わって内部の弦振動モデルが振動しまくっていたらしく妙な音が鳴っていた。センサー部分を完全に浮かせる必要があるかも
- 右手で鍵盤の方がいいのでは?ってな意見をそこそこいただいた
- センサーを奥の方に傾ければ、バイオリンと同じ手のフォームでいけるのでは?というアドバイスあり
- チェロを弾くかたなら現状のスタイルでも問題なく弾けるっぽい
- 松脂の量については、つけすぎ・足りないの両意見があったので何とも言えない
- 外観の仕上がりを褒めていただくこともあって魂込めて磨いたかいがあったなと
- 参考文献としておいていた「珍電子楽器LOVE」にも皆さん興味津々で、よい布教活動ができた
未来のワタシへ
その他展示していて色々と気づいた点・反省点などを列記しておきます
- 英語で質問されることがそこそこあったんだけど、アンノジョーうまく答えられなかったので、英文の説明を用意すべき!あるいは英語力をあげる
- 体力不足…。二日目はヘロヘロでした
- 配布物がどれも不足していたので、もう少し多めでOK。動画とかWebでの説明とかを用意してQRコードで誘導する作戦もありかも
- 「key-bowed」の方の説明が手いっぱいで「マジカルウッド」は完全にホッタラカシの無人状態だったので、そっちにこそ説明文が必要だった。そもそも展示を一つに絞る方がいいのかも
- まー久々に嫌な言葉をいただく場面があり、たぶん顔に出た。笑って流せると吉!
- キッズがクリエイティブに色々アプローチしてくるので、壊れないようにするのは無理!とあきらめて、修理できる体制を整えておく方がよさげ
- 小学生ぐらいの女の子が「Youtubeのあれはなんて曲ですか?」とたずねてきてくれて、小学生にもYoutubeが浸透してるんだなというおどろきと、魔女の宅急便ならみんな知ってるに違いないという思い込みを正されましたー
- 去年も見に来てくれたという方が声をかけてくれて、ちょっととぼけた感じの楽器をつくる人と認識してくれてるっぽい(来年も楽しみにしてます!とゆーのがちとプレッシャー)