
「芸術とデザインで世界を平和にできる」
京都芸術大学大学院の入学式での、中山ダイスケさんの言葉だ。本当に感動した。いや、正確には、「そんなことを言っていい世界があるのか」と感動したんだと思う。「世界平和」などという言葉を真正面から語って、それが浮ついた理想論として扱われない空気がそこにはあった。そんな理想を、本気で語ろうとしている場所があるのだ。素敵じゃないか!
入学前は、大学院というものを少し甘く考えていた。課題を提出すれば単位がもらえる、よくある通信教育の延長のような感覚でいたのだ。
4月の時点で、久々のレポートをすでに4本抱えており、いっぱいいっぱいだったこともあって、とにかく体裁だけ整えて提出した。そう!以前の大学生活さながらに……。
でも、月に一度開催されるZoom講義の初回で、それがいかに恥ずかしいことかと思い知らされた。ご学友のみんなの真剣さを目の当たりにして、本当に申し訳なく思ったのだ。作品や研究について語る姿勢、問いへの向き合い方、その熱量。皆、自分の意思で、圧倒的な当事者意識を持って学ぼうとしていた。そりゃ当然だ、自らの意思でここに集まった人たちなんだから。
その講義の後からは、課題にも魂を込めて取り組んでいる。もちろん、レポートにも魂を込めまくりだ。
今日も私は、締切に追われながらレポートを書いている。この1600文字のレポートが、世界に平和をもたらすのである。
























