【Raspberry Pi Pico】サンプルプログラムのビルド
Raspberry Pi Picoの開発環境がインストールできたので、サンプルプログラムをビルドして動作確認します。
参考ページ
インストールに引き続き、ほぼ(←これがまちがいのもと)以下のページの通りに進めていきます。 USBのあたりのwarningは下記が助けになりました。
1. サンプルプログラムとSDKのクローン
インストールしたTortoiseGitを使用して、以下の2つのリポジトリ(サンプルプログラムとSDK)をクローンします。
手順は以下の通り。
- 適当なフォルダを作成(参考ページにならってDocuments\raspi_pico)
- raspi_picoで右クリックして、TortoiseGitのメニューから「Git clone...」を選択
- ダイアログのURLに前述のものを入力
- 2つをクローンするとraspi_picoにpico-examples、pico-sdkが作成されます
操作が簡単かなと思って右クリックでクローンしましたが、このままだとビルドの際にUSBあたりでwarningが出るのでコマンドラインで以下を実行しておくとよいです。(実行しなくても、とりあえずUSB以外のはビルドできますけど…)
cd pico-sdk
git submodule update --init
※ 何もわかってないくせに自己流で参考ページと違うことをするから面倒なことになるのです…
2. サンプルのビルド
Windowsメニューから「Visual Studio 2019 > Developer Command Prompt for VS2019」を選択してコマンドプロンプトを開きます。 以下のコマンドでSDKへのパスを設定します。
setx PICO_SDK_PATH "****\Documents\raspi_pico\pico-sdk"
設定を有効にするために、一度コマンドプロンプトを閉じて再度開きます。
あとは以下を実行。
cd ****\Documents\raspi_pico\pico-examples
mkdir build
cd build
cmake -G "NMake Makefiles" ..
nmake
ズラズラと進行状況が表示され、相当な時間をかけてすべてのサンプルプログラムのビルドが完了します。
3. サンプルプログラムの書き込み
Raspberry Pi Pico本体のBOOTSELボタンを押しながらPCとUSBで接続すると、USBのストレージとして認識されます。 ここにbuild内の各フォルダにある****.uf2ファイルをドラッグ&ドロップでコピーすると実行されます。
1つ目はLチカでしょってことで、build\blink\blink.uf2 を実行
全く理解しないまま、先人の情報にしたがってpicoの開発環境を構築。
— 鷲山技研 (@washiyamagiken) April 17, 2021
光ってるから成功してるんだと思う… pic.twitter.com/I2KrAjHkvt
以上で、サンプルプログラムのビルドと動作確認がドーニカコーニカ完了。なんと分かっていないことが多いことか…
次は新規プロジェクトの作成とVS Codeでのビルドの2本立てです